GW最終日
世間では史上最大の10連休なんて騒がれたりしていました。
そんな中私はこのGW、ずっと静岡にいました。
そんな連休を捧げたストレンジシード静岡が6日で終わりを迎えてしまいました。
今回は梅棒作品
『BBW 〜ビッグ・ビューティフル・ウーマン〜』のゲストとして主演の太美ちゃん役を務めさせて頂きました。
今回お話を頂いた梅棒さんには本当に感謝でいっぱいです。
やらせてみようと思っていただけたことが何よりも嬉しかったです。
リハーサル自体もとても楽しく、ダンスも楽しく取り組むことができたので本当に素晴らしい現場だったなと思いました。
昨日なんて本番がなかったことに少し寂しさや空虚感すらありました。
(とは言いつつも昨日はシェーネーさん、たくやくんのラジオ「おにぎり放送局」に出演して来ました。急遽の参加でしたがとっても楽しいラジオでした)
そんなとても毎回楽しみなリハーサルだったけれど
苦戦したところもありました。(というか毎回だけど新しいことに取り組む時はいつもなのだけど)
それは「演技」でした。
これについて思い悩むことが多かった。
いつもはただ踊っている得意なダンスに少し表情をつけたりすることで楽しんでもらえたりしていたのですが今回はきちんと物語が土台の部分にあって、そこに主人公の女の子が翻弄されていくお話。
今回の演目は「わかりやすさ」をかなり重視して作られてあるので、ボケーっと見ていても
「あ、これはこうなったからこうなんだな。」
っていう部分がしっかり伝わっていないとダメで。
しかしその部分ていうのはカレーライスを食べたら当たり前のようにおいしい(私はカレー嫌いとか言わないでね笑)
みたいに数々のいろんなことを考え、吟味し研究を重ね、凝縮されたものであって初めて成立するものであるのと同じで
そうでないといけないと自分も思っていたのでとても悩みました。
今思えば考えすぎていたのかも知れないけどこれはしっかり悩んだ方がいいなと思ったのでしっかり悩みました。
悩みすぎて、ダンス自体もおざなりになったりと少しご迷惑もおかけしたりしながら悩んだ日々でした。少しそれが辛かったぐらいだけどこれからの自分の肉となる部分でもあると感じでいたので真っ向からぶつかってみました。
皆様のおかげで少しずつわかっていけたのかな?
なんて思ったり、本番を重ねるごとに調整を繰り返したりしていました。
如何だったでしょうか。。(未だに正解はわかっていない)
本番を終えてみて
自分の変化?というか新しくあった感覚としては
「何日目になってもずっと初日感が抜けない」
という感覚に陥りました。
舞台自体は初めての経験ではなかったのである程度の軌道に乗る感覚というものはあるつもりでした。
それが本当に今回一度もなかった。
頭は綺麗に回転しているのだけど、毎回お客様の前に立つ前までずっと緊張していましたし、「あれやってこれをやって、、」なんて考えながら準備をしていました。
本番出てしまえば、楽しかったり、嬉しかったりするので緊張続きでドギマギしっぱなし、、なんてことはなかったのですが良い緊張感を持ち続けたまま最後まで演目を続けられたと思います。
ダンスショーやダンスコンテストでも味わっていない感覚。
この感覚は初めて得た感覚でした。
今思っても不思議です。
この歳でそんな発見があるのも改めて嬉しく思います。
今振り返ると様々な思い出が蘇って来ます。
本番前日。
静岡にて本番さながらのリハーサル。
用意していた装置が風で飛ばされて(本番は野外、区役所の正面玄関の大階段で行われる)
着替えスペースなどが全てモロバレることが発覚し急遽機構が変わり、それと同時に構成も変わるというハプニングが起こったり
初日の一発目、しっかりとした歓声が上がったのを聞いてとても嬉しく思ったり
初日の本番終わりにみんなで焼肉を食べに行ったり
サウナにも2回行ったり(これが本当に良かった。)
さわやかには時間的にいけないからといきなりステーキに行ったり
深夜にラーメンを食べに出かけたり
だいたい食べてばっかりでした。笑
(サウナの聖地へ、、)
(おいしかったラーメン)
そんな楽しい旅になったのもご一緒できたメンバーのみなさんのおかげです。
いつも1番にリハーサル場所に行き、連日のリハーサルにも全く疲れを見せず、熱くるしいぐらい元気よく今回の現場を仕切って下さっていた遠山さん。(遠山晶司 Twitter→@tosho1126 )
気さくに話しかけてくれて、気がついたらマッサージなどをしてくれたり、プロテインを分けてくれたり、リハーサル帰りにノンアルコールビール飲みながら話をいっぱいしてくれたイガちゃん(五十嵐結也 Twitter→@igachan999)
太美のキャラクターをなかなか掴めないわたしにストーリーをしっかり順序立てて説明してくれて役の作り方をとても熱くアドバイスしてくれたり、本番ではメイクをしっかり仕上げてくれたスイーツ(野田裕貴 Twitter→@ninnin343)
出来ない自分に対し途方にくれかけていたわたしを「イトくんのふとみはかわいい」と毎回褒め、わたしの気持ちを乗せてくださっていたシェーネーさん(飯野高拓 Twitter→@iino_umebou)
私の得意なところを見つけ、アドバイスを求めに来てくださったり出番待ちのちょっとした瞬間でも絡みに来てくれ、笑わせに来てくださった梅さん(梅澤祐介 Twitter→@YusukeUmezawa)
どんなときも冷静な目線でリハーサルの進め方をサポートされていたり、不意にパッとでる一言に男気が溢れていて勇気をもらったり、笑わせて頂いたりした今回のパートナーのkAzukiさん(天野一輝 Twitter→@kAzuki_UMB)
リハーサル場所に差入れを持って来て下さったり、本番前にも現場に入り、色々と手伝って下さったりアドバイスを頂いたり全力でサポートして下さったイマジンくん(伊藤今人 Twitter→@imagine_nowman)
わたしたちのパフォーマンスを笑顔で見て下さっていたスタッフさん、PAさん
お手紙や差入れ、写真を一緒にとって下さったお客様方
最終日、前の晩に少し雨が降り、朝にステージが濡れていたのを一緒に拭いて下すったお客様方
などなど、練習の時や、静岡での本番でも本当にいい思い出ばかり。
時たまお仕事だということを忘れてしまいそうになるぐらいでした。
本当にいい現場に巡り会えたなって思います。
12、3年前の学生時代にYouTubeの動画で見つけてネットカフェに3時間パックで入ってずっと見てた作品をこの歳で踊ることができるなんて。(自転車乗ったり、バットは振らなかったけど笑)
ダンス、続けててよかった。
そう思えることが年々増えて来ています。
そんなお仕事に出会えるのは本当に素敵だと思います。
今回も楽しい仲間が出来ました。
また頑張ってご一緒出来るように積み重ねていきます。
ご来場頂けた方々、わざわざ遠方から駆けつけて下すった方々、本当にありがとうございました!